肩こりで悩んでるあなた…タバコを吸っていません?

肩こりがひどくなると辛くなりませんか?パソコンやスマートフォンで長く姿勢が悪くなったせいだと言うのは事実です。しかし、肩こりがひどい人でタバコを吸ってる人はいませんか?「関係ないでしょ?」って思う人も多いのですが…実は全く無関係ではありません。禁煙すると緩和される場合があるんです!

*

成功率が高くて有名な「チャンピックス」はどうして喫煙出来るの?

世の中には様々な禁煙法やそのための補助薬が存在します。その中でもチャンピックスは、成功率が高く少ない苦痛でタバコを止めることが出来ることで有名です。

何故チャンピックスが禁煙に効果があるか、あるいは逆に何故普通にタバコを止めようとすると挫折することが多いのかを知るには、タバコに対する依存のメカニズムについて理解する必要があります。

喫煙はニコチンに対する依存

タバコに対する依存とは要するにニコチンに対する依存です。

人間の脳には特殊な受容体が存在し、その受容体にニコチンが結合すると覚醒感や恍惚感を生む報酬系という神経系に刺激が伝わります。タバコを吸うと一時的に気分が良くなるのは、つまりは報酬系が刺激されるからです。ここまでは別に問題はないのですが、長い間タバコを吸っているとその受容体の感度がだんだん落ちてきます。

こうなると問題が発生します。受容体の感度が低下してしまうと、報酬系が非喫煙者の一般人よりダウンした状態になりニコチンがないと不快な気分になります。タバコを吸えば一時的に不快感は収まりますが、しばらくするとまた報酬系が不活発になって眠気や倦怠感、集中力の低下などの苦痛に襲われます。
ましてや禁煙を決意して何日も吸わないでいると、報酬系への刺激を得られないために肉体と精神がまともに働かなくなってきます。

タバコからの離脱が難しいのは、このようなメカニズムによるものです。ちなみに覚せい剤への依存も、程度の差はあるにせよ同じメカニズムで起きます。

タバコが欲しくなくなる薬がチャンピックス

チャンピックスはこのような不快な離脱症状を抑え、ごく自然にタバコが欲しくなくなるように作られた薬です。

具体的に言うと、チャンピックスに含まれる成分はニコチンの受容体に結合して、報酬系に緩やかな刺激を送ります。そのため服用すると脳内にニコチンが供給されなくても離脱症状が起こらなくなり、タバコが欲しいという気持ちになることがありません。

さらにこの状態で喫煙しても、受容体は「蓋」をされた状態なので特に満足感を得られません。ビースモーカーの脳内では「タバコを吸うと気分が良くなる」という条件反射が形成されており、これが禁煙を難しくする要因の1つとなっているのですが、その条件反射を断ち切る効果もあるわけです。

タバコへの依存は一種の脳内の異常です。それを「意志の力で無理やり克服する」より「ごく自然にタバコを欲しくなくなるようにする」方が、結局は禁煙の成功率が高くなる。チャンピックスはこの考えのもと作られた薬なのです。

公開日: